| お食事処 Gaststätte |
其の七 約1/2メートル焼きソーセージ・イン・バゲット (Ca. 1/2 Meter Bratwurst im Baguettebrötchen)

出張編からいつものドイツのど真ん中に戻ってきました。
毎年8月最後の週末、わたしの住むゲッティンゲンではアルトシュタットフェスト (Altstadtfest) というお祭りが開かれます。
市内のあちこちに仮設ステージが設営され、ロック、ポップス、ジャズ、いろいろな音楽が演奏されます。
近くの町からもたくさんの観光客がおとずれ、夜は歩くの大変なほどの人手となります。
お祭りとなると、屋台、露店が軒を並べるのは、日本もドイツも変わりがありません。
屋台で、目の前で焼かれる食べ物は妙に美味しそうに見えるものです。
今回は、屋台ならではの食べ物についてのお食事処です。
ドイツのお祭りで欠かせない屋台はビールとソーセージ。
この組み合わせは文句のつけようがありません。
せっかくお祭りに出てきたので、お祭りの時にしか食べられない特大ソーセージを注文してみましょう。
”Ca. 1/2 Meter Bratwurst ”、「約1/2メートル焼きソーセージ」です。
ソーセージを香ばしく焼く。
名は体を表すとおり、長さが約50センチ、普通屋台で売られるソーセージの約2倍。
ソーセージそのものは以前紹介したごく普通のテューリンゲン風です。
しかしちゃんと炭であぶり焼きですので、香ばしくいただけます。
焼き立てのソーセージは普通のパン、ブロートヒェン(Brötchen)には長すぎて収まりません。
ですので、この1/2メートルソーセージにはコッペパンを一回り大きくしたような、短めのフランスパン(Baguettebrötchen)が使われます。
しかしそれでもソーセージの長さには足りないので、屋台のおじさんは「えいやっ」とソーセージを二つ折りにしてしまいます。
それをフランスパンにはさんで、「召し上がれ (Guten Appetit: グーテン・アペティート)!」と渡してくれます。
これでかなりお腹が一杯になります。
自分の好みでカラシやケチャップをつけて、がぶりとかぶりつきましょう。
普通のパン、ブロートヒェンとはまたちがったフランスパンのさくさくした食感とソーセージの組み合わせもお祭りならではの楽しいものです。
この1/2メートルソーセージで充分にお腹が一杯になることはまちがいありません。
ドイツを旅行して偶然にこのようなお祭りにめぐり合ったら、ダイナミックなソーセージをお試しください。
約1/2メートル焼きソーセージ・イン・バゲットの値段は3.50ユーロでした。
(2002年8月26日)