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其の弐拾四 ジャーマンポテト (Bratkartoffeln)

日本のファミリーレストランや居酒屋のメニューに「ジャーマンポテト」なるジャガイモ料理があります。
ジャーマンとは、取りも直さずドイツのこと。
しかしドイツではこの料理をジャーマンポテトとは言わずに、「ブラートカルトッフェルン (Bratkartoffeln)」といいます。
日本語に訳すと単純に「炒めジャガイモ」。
しかし本場ドイツの「炒めジャガイモ」は単なる炒め物にあらず。
今回は本式のジャーマンポテトに挑戦してみましょう。
この炒めジャガイモ、ジャーマンポテトの作り方をわたしの師匠ラインハルトに尋ねてみました。
ジャーマンポテトの材料たち
材料は、ジャガイモ、燻製の塊ベーコン (geräucherter Speck)、玉ねぎ、キュウリのピクルス (Gewürzgurken)、ねぎ、浅葱、
香りづけのハーヴで、タイムとローズマリーを用意してください。
ジャガイモはあらかじめかために茹でてください。
ジャガイモを茹でてる間にベーコンを短冊または細かいサイコロ状に刻み、玉ねぎ、キュウリ、浅葱をみじん切りにします。
茹で上がったジャガイモは5ミリ程度の厚さにスライスしましょう。
下ごしらえができたら、フライパンを熱してお好みの油を温めます。
わたしとしては、ブターシュマルツ (Butterschmalz) というバターの精製油を使いますが、
師匠のラインハルトの好みでは、オリーブオイルを熱してから大きめのバターを1かけ溶かします。
(注: オリーブオイルとバターを同時温めないこと。バターが先に焦げてしまいます。)
あるいはお好みでバターだけでも、またカロリーの気になる方はサラダオイルでもいいでしょう。
ベーコンを強火でカリカリになるまで炒め、火を弱めてジャガイモのスライスを加えます。
タイムとローズマリーで香りをつける
ジャガイモに焼き色がつきはじめたら、塩、コショウで味付け、タイムとローズマリーで香りをつけます。
それから玉ねぎとキュウリのピクルスを加えて、しばらく炒めましょう。
最後にネギと浅葱(あるいは好みでパセリでも可)をパンに入れて、さっと火を通して香りを立たせます。
燻製ベーコンの赤、ネギと浅葱の緑で彩りも豊かに
完成したジャーマンポテトは単なる「炒めジャガイモ」ではなく、キュウリのピクルスの酸味や
燻製ベーコンやネギ、浅葱、ハーブの香りが織り成す、とても複雑で奥深い料理なのです。
比較的簡単にできる料理ですが、是非香りのハーモニーとともに召しがってください。
(2005年8月9日)