お食事処

 其の拾四 ラインハルト風グリュンコール・ミット・ ブレーゲンヴルスト (Grünkohl mit Bregenwurst à la Reinhard)


 

今年の最初のお食事処は、昨年の冬に紹介した「グリュンコール・ミット・ピンケル (Grünkohl mit Pinkel) 」のバリエーションです。

レシピもほぼ同じ。

今回は上の写真のスモークされたブレーゲンヴルスト (Bregenwurst) という豚の脳みそ入りソーセージを使います。

豚の脳みそと聞きますと、かなりグロテスクな印象を受けますが、実はとても味わいの深いソーセージ。

作り方の手順は前述のグリュンコール・ミット・ピンケル (Grünkohl mit Pinkel) と同じですので繰り返しませんが、

グリュ−ンコールとともに煮込む際はあらかじめソーセージの皮に包丁でいくつか切れ込みを入れておきましょう。

煮込む段階でソーセージから肉汁が沁み出し、グリュンコールの香りがソーセージに移ります。

  じっくりと煮込まれたグリュンコールと脳みそ入りソーセージ

今回も付け合せはバターたっぷりで味付けたマッシュポテト。

脳みそソーセージとグリュンコールを煮込んだ汁にマッシュポテトをひたしていただくのも乙なもの。

またできれば、グリュ−ンコールはビールと一緒に頂きましょう。

ワインとは決して出されないとも言われます。

というのも、古いギリシアの神話によれば、グリュンコールを含めキャベツの類はワインの敵だからなのだそうです。

ならば、北ドイツ特有の苦いビールをわたしはお奨めしましょう。

     食後酒を一気に流し込む

グリュンコールは消化の大変の重たい野菜ですので、お食事の後はアルコール度数の高い食後酒を飲んで消化の助けとしましょう。

この日は薬草酒 (Kräuterlikör) 「ウンダーベルク (Underberg)」を食後酒としました。

ウンダーベルグはアルコール度数44パーセント。小瓶20mlを一気に胃に流し込みましょう。

停滞している胃の消化活動にずしりと思い一撃を与えてくれます。

そのあとに食道を逆流して薬草酒のまろやかな香りが鼻腔に立ち昇ってきます。

これらを1セットにして北ドイツの冬の味覚をお楽しみください。

 

参考文献:

Heinrich Stern 著 Köstliches aus der niedersächsischen Küchen

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