お食事処

其の十: アイヒスフェルダー・フェスパープラッテ (Eichsfelder Vesperplatte)


前回のお食事処でドイツのど真ん中を代表するソーセージ「アイヒスフェルダー・ケルバーブラーゼ」をご紹介しました。

ドイツのど真ん中もソーセージの美味しいです。

今回のお食事処はドイツのど真ん中、アイヒスフェルトのソーセージを余すところなく楽しむ食事をご紹介しましょう。

アイヒスフェルダー・フェスパープラッテ (Eichsfelder Vesperplatte) 、日本語に訳すならば、「アイヒスフェルトの夕餉」とでもしましょうか。

アイヒスフェルトのソーセージ三昧です。

  

これのソーセージはケルバーブラーゼと同様に焼いたり茹でたりせずにライ麦のパンにのせたり、塗ったりしていただきます。

木製のお皿に盛られたソーセージは、ケルバーブラーゼと同じ中身ですが、仔牛の膀胱ではなく、人工の腸を使って早めに熟成させた

アイヒスフェルダー・シュトラッケ (Eichsfelder Stracke) 、レバーのソーセージ (Leberwurst)

粗挽きの挽き肉と挽き割り麦のグリュッツソーセージ (Grützwurst) 、舌(タン)と血入りのソーセージ (Blutwurst mit Zunge) 。

これにローストビーフと生ハムが付き(場合のよっては、生ハムの代わりにゼラチンにハムの浮んだズリュツェ (Sülze) になることもあります)、

付け合せには酢漬けのキュウリとトマト、レタスが彩りを添えます。

シュトラッケ、グリュッツソーセージ、生ハム、ローストビーフには、パンの上にバターを塗って(個人の趣向でバターは塗らなくても可)、

好みでキュウリ、トマトなどをのせて召し上がってください。

レバーのソーセージやタンと血のソーセージはすでに濃厚な味があるので、直接パンにのせたり、塗ってください。

レバーや血の匂いを消すためにさらにその上に辛子(西洋辛子: Senf) を塗ってもいいかもしれません。

このアイヒスフェルトの美味しいソーセージの盛り合わせですが、農耕民族のわたしたち日本人のお腹にかなり重たいものですので、

二人で一皿がちょうどいい腹八分目となることでしょう。

できれば、その時には美味しい赤ワインをお忘れなく。

アイヒスフェルダー・フェスパープラッテですが、わたしがお世話になっているドゥーダーシュタットのホテル・ツム・ローヴェン (Hotel zum Löwen)

では8ユーロでいただくことができます。

(2002年11月18日)


後日、友人のラインハルトとあらためて語り合ったところ、彼はアイヒスフェルダー・フェスパープラッテを

"Ausdruck bäuerlichen Reichstums (農民風の豊かさの表れ) " と評していました。

ドイツのソーセージを愛する彼ならではの言葉でした。

(2003年1月5日)

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